タイ湾の美しい島に立地し、椰子の木に縁取られた砂浜とみずみずしいジャングルに囲まれた漁村、Prek Svay には特別な物語があります。 カンボジアの他の村と同様にこの村も人口増加への対応と、商品の消費による廃棄物の問題に頭を悩ましています。 さらに僻地であることと貧困の度合いのため、Prek Svay 島地域にはきちんとした廃棄管理システムが無く、本土に廃棄を送る輸送費も不足しています。

その結果、昔から廃棄物は村の周囲の土地や海に焼却あるいは廃棄されてきました。 美しい砂浜はゴミ捨て場に変容し、庭はゴミで散らかされ、遊び場まで様々な廃棄物が捨てられていました。 空きボトル、注射、電池、電子製品、キッチン用品、下水が捨てられ、村や周辺の野生生物の健康まで危険に晒されていました。

Prek Svay地域をサポートするために、私達は村の住民が自分の村の環境を守ることを奨励し、それを支援する固形物廃棄物管理プロジェクトを開始しました。 適切な固形廃棄物管理システムを設定するということは、清潔な環境や健康な生活環境へ一歩踏み出すことです。 同時に私達のプロジェクトはPrek Svay 村の名を高め、島に新しい生活手段を提供することを目標としました。

2010年8月以来、当社の地域担当官は固形廃棄物管理チームを組織したPrek Svay村の住民グループから多大な支援を受け、プロジェクトをコーディネートしてきました。 私達は共に世界環境デーアースデークリーンアップ・ザ・ワールド・ウイークエンドなどの国際的なクリーンアップイベントに参加することで、環境への意識を高めてきました。

これらのイベントごとに、幼児からお年寄り、海軍から村長まで90人の住民が暑い太陽の下でゴミと廃棄物を収集しました。 環境保護グループの熱烈なボランティアとダイビングスクールからも多くの人々が参加しました。そのため村のクリーンアップとして始まったこの運動は、いつしか大規模な地上と水中のイベントとなったのです。 3村での清掃により、487個以上のゴミ袋と子供用の新バレーボールコートができました。水中での清掃は海底から数十個の捨てられた釣り用の罠やネットを回収し、長年の海洋生物の殺戮に終止符を打ちました。

現在、当社のチームはワークショップと村の小学校で講演を行う短期間のゲストを組織しつつあります。 これらの村のミーティングで廃棄管理と環境保護に関する短い映画を見せることで、私達は地域のニーズに関する貴重な情報を得ました。 その結果、私達のプロジェクトは環境を健康的かつ清潔に保つために効果的なツールとなった廃棄用容器、廃棄物を扱う手袋、村の廃棄に関する標識を寄付しました。 たったの4ヶ月という短い期間にPrek Svay固形廃棄物管理チームは1150個以上のゴミ袋を集め、それらを適切に処理しました。

固形廃棄物管理チーム、クリーンアップイベント、ワークショップ、ゲスト講演組織の組み合わせは地域に多大な影響を与えました。 ゴミやクズの量が劇的に削減されただけではなく、さらに重要なことに健康的な環境や(絶滅に瀕する)動物の重要性に対する人々の意識を高めました。 自立への意識と前進する意思が融合し、人々の自覚を生んだのです。

地域と環境保護プログラムの最新の出来事は堆肥、廃棄物分別、リサイクル施設を含む固定廃棄物リサイクルステーションの建設です。 ステーションが2011年第1四半期に運営を開始すると、また大きな前進を一歩果たしたことになります。 私達はPrek Svay コミュニティと手を取り合い、より清潔で健康的な環境を作りだすだけではなく、周辺に存在する驚異的な生物多様性を保護します。